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【WOT】M4A1 Revaloriséの評価と収支の謎

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収支が良いと評判のM4A1 Revaloriséのお話

 M4A1 Revaloriséの性能

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  • 耐久値 1,400
  • 車体装甲厚(mm) 51/38/38
  • 最高速度(前/後)(km/h) 40/16
  • 実用出力重量比(hp/t) 15.71
  • 弾種 APCR  HEAT  HE
  • 平均貫通力200 250 53
  • 平均攻撃力390 390 480
  • DPM 1828
  • 精度0.35
  • 弾速  1460 980 700
  • 弾薬費 580 4,800  410
  • 俯仰角-10°/+15
  • 砲塔装甲 64/64/64
  • 旋回速度 42
  • 視界範囲 390
評価

さて今回わざわざ紹介するのに至った経緯はこいつの収支に関する謎です。

発売された当初より金策車両と呼ばれており、事実今は亡き統計サイトにおいてもスコG、SU-130M、Strv-S1などのトップクラスと同じ収支を誇っています。

ただ上記の性能をみてわかる通り、性能は決して高いとは言えません。

 M4A1 RevaloriséはTier5シャーマンに強化した砲塔を載せただけの戦車なので装甲は紙

機動力もMTで40kmしかありません。

メリットと言えば、砲精度と弾速です。通常弾がAPCRなので弾速が1460あり、砲精度も高いので狙撃に向いています。また俯仰角--10°/+15と地形に利用した戦いも可能です。ただ貫通力は200とTier8MTとしては平均的です。

運用的にはMTというよりはTDに近い立ち回りとなります。

 

 

 

性能と収支の疑問

性能からみてわかる通り、スコG、SU-130M、Strv-S1といった強力な戦車に比べると明らかにDPM、貫通力、機動性、隠ぺい率、装甲等で劣っています。ではなぜこの車両が稼げる車両として挙がっているのでしょうか?

仮説①弾薬費や車体修理費が安い

wotwikiには上記のような説明文が記載され、稼げる戦車として紹介されていましたが、果たして本当でしょうか?。検証していきます。

 

車体修理費

自分の持っているM4A1とその他車両を何回が検証した結果

車体修理費はTierごとに一律という結果になりました。

ただし、プレミアム車両と通常車両では違いがあり、Tier8のプレミアム車両ならば約8000クレジット、通常車両ならば約12000クレジットでした。車種による違いもありません。ということで車体修理費が安いということはありませんでした。

 

弾薬費

調査に当たりTier8プレミアム車両の1ダメージあたりにかかるクレジットを調べてみました。以下の表が結果で、数値が低いほど弾薬費がかかりません。(通常弾のみ)

 

  1ダメージ当たりのコスト
KV-5 0.9
T-44-100 1.01
Type 59 1.01
Panther mit 8,8 cm L/71 1.05
8,8 cm Pak 43 Jagdtiger 1.05
T26E4 SuperPershing 1.06
M46 Patton KR 1.06
T26E5 1.06
T95E2 1.06
T25 Pilot Number 1 1.06
AMX Chasseur de Chars 1.06
FCM 50 t 1.06
leKpz M 41 90 mm GF 1.17
AT 15A 1.17
Panzer 58 Mutz 1.2
LT-432 1.22
59-Patton 1.27
Edelweiss 1.4
m4a1 1.42
Chieftain/T95 1.46
M48A2 Räumpanzer 1.48
Kanonenjagdpanzer 1.48
skodat27 1.49
TL-1 LPC 1.5
CS-52 LIS 1.5
ISU-130 1.55
STA-2 1.58
Nameless 1.58
HWK 30 1.63
FV1066 Senlac 1.72
Chimera 1.72
Lansen C 1.78
Progetto M35 mod. 46 1.79
T-92 1.8
EMIL 1951 1.81
50TP prototyp 2
T-103 2.03
Object 252U 2.03
VK 75.01 (K) 2.14
STG 2.15
Turtle Mk. I 2.15
Bat.-Châtillon Bourrasque 2.17
スコG 2.18
Jagdpanther II 2.18
ISU-152K 2.2
T-34 2.21
SU-130M 2.37
WZ-120-1G FT 2.42
VK 168.01 Mauerbrecher 2.43
IS-6 2.62
T-34-3 2.63
中華112 2.63
WZ-111 2.63
E 75 TS 2.64
TS-5 2.65
M54 Renegade 2.79
FV4202 2.96
Centurion Mk. 5/1 RAAC 2.96
Caernarvon Action X 2.96
Strv 81 2.96
Strv S1 2.97
IS-3A 3.03
Object 703 Version II 3.03
IS-5 3.03
Kanonenjagdpanzer 105 3.08
Chrysler K 3.13
KV-4 3.16
Lowe 3.21
AMX Canon d'assaut 105 3.36
Lorraine 40 t 3.43
AMX M4 mle. 49 3.43
Somua SM 3.43

 

 

 

確かに弾薬費は他のトップクラス車両と比べると安いという結果になりました。

実際に数値を当てはめればわかりやすいですが、

  • M4A1が3000ダメージを与えた場合4260クレジット
  • スコGが3000ダメージを与えた場合6540クレジット
  • Strv S1が3000ダメージを与えた場合8190クレジット

この差は意外と大きいものとなりましたが、ただM4A1よりも弾薬費が安い車両も数多くあり、弾薬費が安いという理由は確かに金策向きではありますが、それだけの理由ではトップクラスの収支が出る理由とはなりません。

 

仮説②課金弾と通常弾の差

 あくまで予測となってしまいますが、M4A1の立ち回りはTDに近く、遠距離狙撃が主になります。その場合課金弾では貫通力が+50され250まで上昇するものの、HEATのため弾速が遅く1/2になり、狙撃には向いていません。つまり他の車両の課金弾と比べて完全上位互換となっていないため通常弾を使用する場面が他の車両より多いのでしょう。その結果、統計的に+収支が出やすいということになっていると思います。

 

仮説③消耗品費

 これは他のトップクラス駆逐と同様ではありますが、最前線で身をさらして戦うことは重戦車や中戦車などに比べて少ないため、モジュール破損、搭乗員の負傷、車体修理費の費用が相対的に少し安く収まるので弾薬費が安い他の戦車より+収支になると推測します。

 

結論

 M4A1 Revaloriséは性能ではトップクラスの収支を誇るスコG、SU-130M、Strv-S1に火力や機動力では劣ってはいますが、弾薬費の安さ、課金弾の使用頻度が上記の車両と比べて低いため統計上は同じような収支になります。

 さて気付いた方もいると思いますが、統計なので当然スコGでも完全上位互換である課金弾をメインに使ってる人はいるでしょう。それに引き換えM4A1で弾速の遅い課金弾をメインに使う人はどう考えても少ないでしょう。その条件でほぼほぼ収支が一緒ということはスコGで完全に通常弾のみを使えばM4A1より稼げるのは?と思い,、10戦ずつ戦うと3万クレジットの差でスコGの勝利でした。

 ただし、最後に検討してほしいのはリアルマネーです。いわゆるスコG、SU-130M、Strv-S1といった強車両は不定期販売の上に約5000円以上は必ずかかります。

しかしM4A1は約3100円と安く、常設販売されているので、無料で時々獲得できる戦績三割引きクーポンの適用範囲内となるので2000円ちょっとで購入することが可能になります。

M4A1の運用には技量が必要となるので初心者には難しいですが、リアルマネーを抑えつつ金策するにはアリかもしれません。